LGBTから聞いた「深い言葉」集
LGBTの方たちとの会話の中には、時にハッとさせられることも多くあります。これからご紹介するものは、その方のおかれた立場なども含めた発言なので、好き嫌いや正誤などとは関係ない観点でとらえてもらえればと思います。
60代・ゲイ
「私は100億円以上を得て、100億円以上を失った」
※純粋な金銭だけではないと思います。ゲイの人生は想像を絶するようです。
30代・ゲイ
「同性婚なんてクソくらえ」
※モテないゲイの発言。今まで、パートナーがいても結婚できないという同じ状況だったモテるゲイが同性婚できるようになって、羨望の眼差しと合わせて。
20代・バイセクシャル
「ノンケとLGBTの橋渡しはできるけど、橋の上には誰も留まらない」
※バイセクシャルの悩みはゲイやレズビアンと違って複雑なことが多いようです。
20代・トランスジェンダー
「他人の笑顔を凶器に思ったことある?笑うより笑われることが多いと、他人の笑顔が怖いんだよ」
※ニューハーフの方で、お店ではヨゴレ役の方でした。お客さまを笑わせて笑わせて、最後に吐露した言葉でした。
10代・レズビアン
「愛するのに性別はいらない」
※初めて恋に落ちたのが女性だったようです。
30代・ゲイ
「男性である自分が、男性を好きな自分を恐れている」
※まだ時々「男性」の自分に戻る時間があるそうです。その時に、こういう気持ちになるそうです。
20代・レズビアン
「先が見えないから人生は面白いという人がいるけど、前にも後にも暗闇しかないなら、どう思う?」
※日本ではレズビアンの方はなかなか表に出てこないですが、将来が不安で仕方がないということでした。
30代・ゲイ
「自分は幸せそうな人たちのまわりにいる悪霊のよう。いつもは仲間に入れないけど、何かあると、何故か呼ばれて私のせいになる」
※同じ方が「面白いことを言わないと仲間に入れない」と嘆いてました。
40代・バイセクシャル
「失恋するって、恋ができないよりましだね」
※バイセクシャルが理由で恋愛が連続してダメになった直後でした。何とか前向きにとらえようとしてましたが。
30代・レズビアン
「女性に生まれて苦しんだと思ったら、今は女性に苦しめられてる」
※今の彼女とうまくいってないそうです。
10代・ゲイ
「彼は女性より可愛い!」
※満面の笑みで語り掛ける顔は天使のようでした。
30代・トランスジェンダー
「かわいそうな目で見られるのが一番ツライ」
※見下されているように感じるそうです。男性にはデブだのハゲだの言うくせに、私には言わないのが逆に気になるそうです。
30代・ゲイ
「男性でも女性でも差別あるでしょ。ゲイに対する差別だけギャーギャー言ってもらわなくてもいい」
※その方が言うには、その辺の男性や女性よりは人生楽しんでいるので、何の不便もないとのこと。
30代:バイセクシャル
「バイセクシャルは恋愛対象2倍だから幸せだねってよく言われるけど、まったく逆。結局、付き合えるのは一人なわけだから」
※確かに、対象が一つしかなければ迷う必要ないですが、対象がたくさんあると、選ぶのに迷うし、選ばなかった対象については後悔するかもしれない。
50代・ゲイ
「明日起きたらゲイになってたら、って考えてみてごらん。ゲイって、そんな感じで突然なるわよ」
※意識の問題なんだそうです。自分が認めるか認めないか。起きた時が一番決断しやすいそうです。
30代・ゲイ
「ゲイは楽しい」
※こういう方が、もっと増えるといいですね。
これからも、LGBTの方の会話に、耳を傾けていこうと思います。
ブッチ
高校卒業後に映画の都ハリウッドに行くことを真剣に考えたが、周囲に猛反対をされ、しぶしぶ大学に進学。しかし、年間1,000本以上の映画を観る映画オタクになっただけで、映画の道はあきらめきれずに映画会社にもぐりこむ。そこから、ズブズブとエンターテインメントの世界の底なし沼に嵌まり込み、今、人生の道を見失っている途中。次の分岐では、右に行くか、左に行くか。